今回は先日お引き渡しが終わったばかりのKさま邸新築住宅のご紹介です。

この物件は、当社でプランニング、意匠設計、基本設計、監修を行い、ハウスメーカーのウッドホームさんで施工を担当していただきました。
プランニング当初からKさまご夫婦と一緒に、こだわりを一つ一つカタチにしていきました。

外観

外観に関しての一番のこだわりは、讃岐富士飯野山を望む立地にふさわしい、モスグリーンの外壁色。
ガルバリウム鋼板のタテハゼ張りで、シンプルながらも個性のある外観を実現しています。
側面から見ると大きな三角定規のような片流れの大屋根が、周囲の住宅に中でも異彩を放っています。玄関側から見ても大きな屋根は圧巻の存在感です。
窓周りや、帯状の装飾、屋根の周囲や軒下に木調の素材をあしらうことで、緑の外壁にコントラストをプラス。
個性的ながらも、周囲の景観にマッチした外観となりました。

内観

内観に関しての一番のポイントは、なんといってもリビングの吹き抜けにそびえるツリーモニュメント。
Kさまたってのご希望「リビングの真ん中に、印象的な樹木を配置したい」を叶えるべく、いろいろ試行錯誤を重ねました。
当初は枝付きの柱を配置する方向で進めていましたが、なかなかいい材料がないのと、果たしてお家の雰囲気に合うのかと。
見方によっては枝付きの柱は和風の床柱のようにも見えます。
そこで、試行錯誤の末、北欧系の雑貨屋さんで見つけた、木をモチーフにしたアクセサリーハンガーをヒントにしました。構造用サンドイッチ合板をつなぎ合わせて、幾何学的な樹木のフラクタル模様を切り抜き、放射状に配置することで、直線的ながらも、樹木の伸びやかな広がりを表現しました。
初めての試みとなる、かなり斬新なチャレンジとなりましたが、大工さんの協力のもと、モニュメントツリーが完成しました。

その他、各部屋にもこだわりのポイントは多数。

外観・内観ともにお施主様のKさまには、かなり満足いただいています。